セミナーの概要・目的

近年、神経リハビリテーションにおける脳画像の活用は重要性を増しており、セラピストをはじめとしたメディカルスタッフにも、画像評価に必要な神経解剖学の深い理解が求められるようになってきました。しかし残念ながら、メディカルスタッフが深く神経解剖学を学習する機会は卒前・卒後ともに極めて限られています。

この問題を解決するため、本セミナーでは、メディカルスタッフの皆様がヒトの脳を自らの手で解剖していただき、脳の「かたち」と「はたらき」の奥深さを学ぶ機会を提供します。本セミナーの目的は、神経解剖学の理解を通して脳画像を活用した神経リハビリテーションの質の向上を図り、脳卒中・神経疾患に悩む多くの患者様の生活の質の改善に貢献することにあります。

多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

セミナー代表 小林 英司(日本医療大学 保健医療学部 リハビリテーション学科)


なお、本セミナーは札幌医科大学倫理委員会審査を経て、札幌医科大学医学部解剖学講座の監督のもとで行っております。


                         実施責任者:永石 歓和(札幌医科大学 解剖学第二講座 教授)

                         実施分担者:大﨑 雄樹(札幌医科大学 解剖学第一講座 教授) 

                         セミナー代表:小林 英司(日本医療大学 保健医療学部 講師)

3月15~16日の日程で、第7回 メディカルスタッフのための神経解剖学セミナーを開催いたしました。熊本や横浜など道外からも多数のご参加をいただき、大変実りあるセミナーになったのではないかと思っております。

休憩時間にも解剖学書を参考にしながら時間を惜しむように、積極的に学ぶ様子もあり、最大限実習の時間を長くとり、実施いたしました。講義についても多数質問があり、実習の内容とリンクさせながらより深く学ぶことができたのではないでしょうか。


第8回につきましては、2026年3月14(土)、15(日)の二日間を予定しております。第7回も申し込み開始からすぐにキャンセル待ちとなってしまい、ご参加いただけなかった方も多数いらっしゃいました。来年度の開催につきましては詳細が決まり次第、こちらのホームページ等でお知らせしていきます。


この度は第7回メディカルスタッフのための神経解剖学セミナーへのお申し込みをいただきありがとうございます。今年度も10日ほどで満員となりました。

研修会への申し込みをされた方の中から、参加枠が確保できた方を対象に案内文とポスターを送付しております。(以前送付したものと同じ内容です)よくお読みいただき、ご不明な点がございましたら、お問い合わせください。お申込みいただきましたが、メールが届いていない方がいらっしゃいましたらご連絡いただけますと幸いです。

なお、参加費のお支払いはセミナー当日の朝に現金でお願いしております。お釣りの無いようご協力をお願いいたします。なお、これ以降の参加キャンセルにつきましては、キャンセル料(参加費と同額)を申し受けますこと、合わせてご了承の程、よろしくお願い申し上げます。

それでは、当日みなさまにお会いできることを楽しみにしております。



第7回神経解剖学セミナーにお申込みいただき、ありがとうございます。申し込み開始からすぐに定員を迎えました。

キャンセル待ちとなっていない方につきましても、11月28日以降に参加確定のメールを送信いたします。また例年、数人のキャンセルが出てしまいます。不参加の理由に関らず、参加費のお支払いをお願いする場合がございます。いま一度キャンセルポリシーについてご確認いただけますようお願いいたします。

 キャンセルポリシーについて:申込後にキャンセルをされる場合は、11月28日(木)12:00までに、メールで小林までご連絡ください。それ以降のキャンセルについてはお受けできませんので、不参加の場合でも参加費のお支払いをお願いいたします。キャンセル時の参加費の支払い方法については別途ご連絡を差し上げます。

誠に申し訳ありません。本年度のセミナーは定員に達したため、申し込みは終了いたしました。

なお、キャンセル待ちをご希望される方は、以下のフォームからご登録ください。

https://forms.gle/Ri6DjGG3HukBH9Eq5

キャンセル待ちのお席が空いた場合、11月28日(木)12:00以降に当方よりメールでご連絡いたしますので、お待ちいただければと思います。

よろしくお願いいたします。

セミナー代表:小林英司(日本医療大学保健医療学部)

第7回「メディカルスタッフのための神経解剖学セミナー」多くの申し込みをいただきありがとうございます。

残席わずかとなっております。定員を超えた場合、キャンセル待ちとなりますので、参加希望の方はお早目のお申し込みをお願いいたします。

2024年3月2日~3日の日程で「メディカルスタッフのための神経解剖学セミナー」を開催いたしました。

今年度は道内から35名、道外から8名の合わせて40名を超える参加者が集まり時間いっぱいまで学びを深めていました。


当日は、講師の小林先生及び、大村先生から脳の構造や機能、MRIとの関連性、同定の方法など様々な内容での講義がありました。その後、実習室で献体の脳を用い、メスやピンセットを使用しての解剖をおこないました。Dr、PT、OT、STと様々な職種の参加者がおり、半数が5年未満の経験のスタッフですが、互いに解剖書を手にとり構造を確認しながら学んでいました。

参加者より

「解剖は初めてで不安もあったが、レクチャーもあり分からないところは講師に質問しやすい環境だったため、2日間学ぶことができた。」

「脳の構造を立体で理解することができ、画像の読影に結び付いた。明日からの臨床に役立てたい。」

など、様々な感想をいただきました。

来年度も開催を予定(時期未定)しております。多くの参加者の受講をお待ちしております。                         

                                   (内山大輔)

講師紹介

小林英司

<所属>

日本医療大学 保健医療学部 リハビリテーション学科

<学歴>

札幌医科大学 保健医療学部 理学療法学科 卒業

札幌医科大学大学院 

    医学研究科(解剖学第二講座)修了 博士(医学)


<主な研究業績>

Activated forms of astrocytes with higher GLT-1 expression are associated with cognitive normal subjects with Alzheimer pathology in human brain.

Eiji Kobayashi, Masako Nakano, Kenta Kubota, Nobuaki Himuro, Shougo Mizoguchi, Takako Chikenji, Miho Otani, Yuka Mizue, Kanna Nagaishi, Mineko Fujimiya

Scientific reports, 2018

Efficacy of knee-ankle-foot orthosis on functional mobility and activities of daily living in patients with stroke: A systematic review of case reports. Eiji Kobayashi, Kenta Hiratsuka, Hirokazu Haruna, Nobue Kojima, Nobuaki Himuro. Journal of rehabilitation medicine, 2022

Feasibility and informativeness of the Canadian occupational performance measure for identifying priorities in patients with Parkinson's disease. Eiji Kobayashi, Nobuaki Himuro, Yuji Mitani, Takuya Tsunashima, Kyouhei Nomura, Susumu Chiba. Physiotherapy theory and practice, 2022

その他多数

大村 優慈

<所属>

湘南医療大学 保健医療学部 リハビリテーション学科

<学歴>

札幌医科大学 保健医療学部 理学療法学科 卒業

札幌医科大学大学院 保健医療学研究科 

  博士課程前期 修了 修士(理学療法学)

東京農工大学大学院 工学府 博士後期課程 修了 博士(学術)

<著書>

リハに役立つ脳画像 第2版. メジカルビュー, 2020.

<主な研究業績>

評価と脳画像から見た歩行能力の予後予測. 日本義肢装具学会誌 38, 194-198, 2022.

高次脳機能障害に関連する脳領域の画像形態. 第21回日本神経理学療法学会学術大会, 2023.

その他多数

<その他>

基礎理学療法専門理学療法士,脳卒中認定理学療法士,補装具認定理学療法士

スタッフ紹介

 松澤もなみ 

 作業療法士

 所属:訪問看護ステーション

    ぷらちな

内山大輔

作業療法士

所属:札幌東デイサービスセン

   ターアンジュ

   札幌医科大学訪問研究員

石澤奈緒子  

理学療法士

所属:札幌市発達医療センター

学会発表


第19回日本神経理学療法学会

(演題名:脳部位剖出を伴う解剖実習によるセラピストの脳構造理解度の向上 大村優慈、小林英司、藤宮峯子)

第21回日本神経理学療法学会

(演題名:神経解剖学と脳画像評価に対するセラピストの意識調査 大村優慈、小林英司)

活動実績


2019年3月 第1回 コメディカルのための神経解剖学セミナー

2020年2月 第2回 コメディカルのための神経解剖学セミナー

2021年3月 第3回 コメディカルのための神経解剖学セミナー

2022年3月 第4回 コメディカルのための神経解剖学セミナー

2023年3月 第5回 コメディカルのための神経解剖学セミナー

2024年3月 第6回 メディカルスタッフのための神経解剖学セミナー

会場:札幌医科大学

地下鉄東西線 西18丁目駅 5,6番出口 徒歩3分

※駐車場は利用できません。公共交通機関でお越しください。

お問い合わせ先

名称:メディカルスタッフのための神経解剖学セミナー

メール:ej-kobayashi@jhu.ac.jp

セミナー代表:日本医療大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻    

       講師 小林 英司